知人から紹介され、リハビリ特化型ディサービスを新規開設するにあたり求人のサポートをさせていただきました。「リハビリスタッフは国家資格を持つ専門職で揃えたい」というご要望があり、ターゲットを狙い撃ちにした広告を作る必要がありました。
制作実績
文字だけの広告で専門職22名の応募3名採用
リハビリ特化の施設をオープンするけど内装イメージもイラストも一枚もない。でも専門職スタッフを集めなければいけない。
見せられるものが何もない状態でどうやって人材を引きつけるかが問題
今回の最初の問題は、介護施設がオープニング予定ではあるけどまだ何も見せられるものがないという点。 通常であれば、外観のイメージ画や平面図、内装のイラストなど何かしら見せられるものがる。
しかし今回は、リハビリ特化型の施設をすべてクライアント自身で作り上げることに。そして設計図が存在するのはクライアントの頭の中。理学療法士でもあるクライアントが考える、リハビリ用のコース。これも完成予想図はクライアントの頭の中…。
文字だけで人材は集めることはできるの?
無いものは無い!であれば、見せるものがなく文字だけで人材を集めることができるかを検討する必要がある。答えはYES。もちろん、目で見える画像があるに越したことはないけど、文字だけでの広告で人材を集めることは不可能ではない。しかも、今回は募集したい職種が専門職だったのでそれも追い風になりました。
専門職ということは、ターゲットを絞りやすく、彼らが今抱えている問題や、望んだ自分の未来像も特定しやすい。というわけで今回は、文字ばかりの折込チラシと求人サイトで人材を集めることにしました。
悩みと信念をとことん共有する手紙を書く
文字ばかりの求人広告を作る場合、とても効果的な作り方があります。 それは広告を求職者への手紙にすることです。画像がないなら文字だけであることを強みにすればいい。 つまり、手紙のような構成にしていくことで、文字だけでも読み手が読み進められるように工夫しました。
「相手の悩み」「くすぶっている感情」は何か?
手紙を書いていく上で重要なことが、相手の心を動かす構成で書くこと。 実は、文字で相手の心を動かすには、効果的な文章の構成がある。
簡単にいうと、、、。
- 相手と悩みや抱えている問題点を共有する。
- それに対してのあるべき職場環境や会社のあり方の想いを伝える
- 実際にそれを実現するために何を始めるかを説明する。
- それを実現するためには読み手のあなたが必要だと伝える 大まかにいうとこのような流れにそって手紙を書いていく。
そうすることで、デザイン性や画像がない広告であっても欲しい人材を集めることは十分に可能。
折込チラシ20,000枚から求人サイトへ誘導し22件の応募3名の採用
意識したポイントは、専門職ならではの背景をしっかり描写すること。
"専門職ならではの職場で抱える悩み”や"わざわざ国家資格を取得してまで目指した未来像" 相手の考えに共感して、"あるべき未来”に賛同してもらことがうまくできた結果が応募につながったと思います。 採用枠に対して応募数が多かったのでしっかり人材を選んで、想いを共有できる3人の採用に至りました。
相手の欲求レベルに合わせたメッセージにする
求職者にも欲求レベルというものが存在します。それぞれのレベルごとに抱えている悩みや、解決したい問題点が異なります。つまり、求人広告を作るときはターゲット(欲しい人材)の欲求レベルを意識して、その欲求を満たすメッセージを書くことが鍵になります。
今回の求人でターゲットにしたのは承認欲求が満たされていない専門職の求職者。 ・想いを持って資格をとって働き始めたけど、何か満たされない。 ・自分が目指した未来が今の職場では到達できそうにない。 ・代わりが効く役割じゃなくて、自分じなきゃいけないような立場で仕事がしたい。
こんな欲求に対して、新しい施設は求職者が望んだ未来を提供できることを伝えたわけです。 ターゲットの欲求レベルに合わせたメッセージが読み手の心を動かしたわけです。
ビジネスパートナーとして紹介し合いたい
今は、何かあった時や分からない時には相談をくれるパートナーのような関係を築かせていただいています。また、お互いがビジネスにおいて専門のポジションを持っているので、仕事を紹介し合うこともあります。僕は「求人専門の広告製作」、福祉旅行社様は「介護技術のコンサルティング」。今後もビジネスパートナーとして成長し合いたいです。
お客様の声

株式会社福祉旅行社様
強み、差別化ポイントなどを整理して、「我々はこのような人材を求めている」と明確かつ具体的なメッセージのある求人広告を出せました。約20名の応募があり欲しい人材を3名を採用できました。